未来志向経営者インタビューサイト「新潟社長図鑑」

長岡第一号の設計屋、創業60年 【代表取締役 廣井 晃氏】

株式会社 広井工機

学びと気づき

父の背中、幼いながらに感じた思い

1964年にエンジニアリング会社、広井工機が設立されました。
長岡では、設計屋第一号と聞いています。
父の代から始まり、私で2代目になります。
当時、長岡は工作機械のメッカとして有名でした。

記憶をさかのぼって…幼少期の記憶
現代の家庭は、お父さんは会社に出勤するのが当たり前だが、私の家庭は普通とは違い、昔ながらの家内工業。
当時はまだPC(コンピューター)などはなく、紙に線を引いたり、コンパスで丸を描いたりと、手作業が当たり前の時代でした。
父が図面を引く姿を見てきて、そんな環境はもしかしたら教育の1つだったのかもしれない!!そんな父をみてきたせいか、自然と自分もこの仕事につくんだろうと想像ができました。
職人気質の父でしたが、学校から帰ってくると仕事を切り上げ、私たちとよく遊んでくれたことを覚えています。
我々が寝てから、人知れず仕事をして、納期をしっかり守っていたことは、今の私にも受け継がれた一つでもあります。
お客様を大切に第一に考えるそんな父から学ぶことは、たくさんありました。
図面を描き始めた私に線一本の大切さを教えてくれたのも”父”です。
初めて図面を描いたときの心躍るような興奮と、その図面が実際の形となっていく過程で感じる高揚感は、最高でした。
これも、技術者としてものづくりの醍醐味だと思います。

これがものづくりの原点なんだと家業を継いで実感しました。

強みと実績

継承して30年、ものづくりの基本は変わらない

設計もPC(コンピューター)の普及により、手描きの時代からCADの時代へ_
工作機械だけでなく産業機械、その他の産業機械への仕事も広がりました。しかし、時代や産業が変わっても、ものづくりの基本は変わらないのです。
その基本をしっかり持っていることが、今は強みになっています。
私の仕事もモットーは、「何でも来い精神で仕事をとっていく!受ける!」ことです。フットワークの軽さは強みともいえるでしょう。
ただ「断ることをしない」は弱点でもあります(笑)そんな弱点も強みに変えることで日々、成長している気がします。
新たに一から設計をし、世の中にない機械を作るといったことも、一人ではできません。
会社の規模は小さくても、志を同じくする仲間を集めることで、大きなプロジェクトを成功に導くことができます。​
小規模な組織でも、適切な人材を集め、効果的に協力することで、規模の大きな仕事を成し遂げることが可能だと私は考えています。
長年多くの分野に精通しているので、応用力があります。
これまで手掛けた中で、ボーイング767の治具作りに携わった経験があり、自身がが関わった飛行機が空を飛んでいると、少し自慢したい気分にもなります。

それだけ大きな仕事をしてきたんだと、誇りに思います。

私の大事なこだわり

信頼を得るために、心掛けてきたものとは

仕事、私生活においても信頼関係を気づくことが一番大切なことだと思ってます。
お客様へ迅速なレスポンスとその後の適切な対応は、信頼関係の構築や業務効率の向上において非常に大切だと考えています。
​迅速なレスポンスを心掛けることで、相手に対して「自分を重要視してくれている」というポジティブな印象になりますし、信頼関係をより深く築けると思います。
問題や問い合わせがあった場合でも、広井工機に連絡すれば、すぐ対応してくれると安心感を提供できますしね。
当然、わがスタッフに対してもその思いは変わらないです。困っていたらすぐ聞くことができる、安心して働ける環境は常々心掛けてることのような気がします。
レスポンスとコミュニケーションを大切にし、お客様、スタッフ共により良い関係を築いていけたらいいですね。

会社情報

会社名略称. 株式会社 広井工機
勤務先名 広井工機デザインセンター 
本社住所 新潟県長岡市美沢2丁目47-1
代表者名 代表取締役 廣井 晃 様
1年後〜3年後の目標 海外進出を目指していきたい。
今後、AIや海外に対応できる人と共に設計屋を盛り上げていきたい。
新規事業・チャレンジしたいこと \チャレンジしていること/
全国規模のマッチング
今は、企業と企業をつなぐマッチングをしています。
私自身、いつか限界はきます(笑)今後、お客様からの依頼を受け入れられる環境を作っていきたい。

8月に開催される、長岡花火の震災復興祈願花火フェニックスを最初に立ち上げ、日本で初めての無線点火装置を開発しました。そして、自身でも花火師の資格を取得し、毎年花火を打ち上げています。
こんな人に会いたい 現在、インド出身のスタッフと働いています。展示会や県外への出張も多い中、当然海外の方とも接することがあります。
その中で、日本語以外を話せる方がいてくれたら、通訳としても活躍でき仕事の幅もひろがるので、会社としても強みになるのです。
ビジネスには国境がないので、日本人・外国人問わず、自分にないものを持ち合わせている人に出会ってみたいですね。

取材者情報

今回の社長へのインタビュアーのご紹介です。
「話を聞きたい!」からお問い合わせを頂いた場合は運営会社の株式会社採用戦略研究所を通して、各インタビュアー者よりご連絡させて頂きます。

取材者名 採用戦略研究所 土田
住所 新潟県長岡市山田3丁目2-7
電話番号 070‐6433‐5645
事務所HP https://rs-lab.jp

話を聞きたい!